色のひとくちメモ★紅葉と紅葉

【紅葉と黄葉】
周辺の木々も、緑から赤や黄に色づいていて、街の雰囲気も変わってきていています。
というわけで、今日は毎年恒例の「紅葉」「黄葉」のお話しです。
何故、秋になると紅葉するの?
子供の頃から不思議でしょうがなかったけど、あえて人に聞くこともしなかったのでは?
自然の現象の意味を知っていると、物の見方が実に面白い…
何故、秋になると紅葉し、落葉するのでしょうか?
ご存じのように、植物は光合成します。
光合成って、本当にすごいですよね。
人間は、植物の光合成によって作られる酸素を吸って生きています。
地球にある酸素のほとんどは、植物によって作り出されたものです。
光合成をしていた葉っぱが、秋になって日差しが弱くなると、
光合成で得られる栄養分が減り、次のような現象が起こります。

≪紅葉≫は、葉の中の緑色のクロロフィルが分解して、
赤いアントシアンが生成されることでおこります。

≪黄葉≫は、緑のクロロフィルが分解して、黄色のカロチノイドが残る現象です。

このように、≪紅葉と黄葉≫は原理が異なります。

そして、いずれも見事な色合いは、太陽の可視光線のいたずら!

燃えるような≪赤いモミジ≫は、モミジのアントシアンが可視光線の赤だけを反射
見事な銀杏の黄色は、カロチノイドが、可視光線の黄色だけを反射

つまり、モミジにも銀杏にも色はなく、それどころか、ほとんどのものに色はないのです。

あなたの目に飛び込んでくるすべて色は、≪光の反射≫です!

さてさて、葉っぱは、葉緑体がこわれて、木の役に立たなくなると落ちていきます。
葉っぱは、余計な栄養や水を使わないで、春に新しい葉っぱや花を咲かせる準備をするのです。

けなげな自然の摂理、如何ですか?